Fukushima Lab.

研究紹介

研究室で行っている研究(一例)の紹介です.

LuPaCa:多言語対話シート作成システム

LuPaCa:多言語対話シート作成システム LuPaCa:多言語対話シート作成システム
研究の概要
日本人医療従事者と外国人患者の間における,正確な多言語間対話を支援しています.
研究背景
グローバル化が進む近年,国際行事などの要因から訪日外国人との対話機会が増加しています.しかし,訪日外国人と日本人との対話場面において,互いの意見のやり取りを円滑かつ正確に行える環境が十分に整備されているとは言えません.特に医療分野では,外国人患者の意図を日本人医療従事者が円滑かつ正確に理解できるような仕組みが必要とされています.
研究目的
言葉が通じない医療従事者と患者の間の対話支援を,正確かつ円滑に行うことを目的としています.
システムの特徴・問題を解決するアイデア
  • タブレット端末を用いて,タップ操作で多言語間対話が可能なWebシステムです.
  • 正確な多言語間対話を実現するために,あらかじめ翻訳者によって翻訳された「用例対訳」を使用しています.
  • 医療対話時の発話内容の入力や検索の時間を減らすために,患者に対する質問項目(対話シート)を,あらかじめ医療従事者自身が自由に作成可能にしています.
  • 患者からの回答も正確に得るために,患者の回答候補群を質問文から自動的に予測する機能を用意しています.
発表文献
  1. 尾﨑文香, 福島拓, 重野亜久里: LuPaCa:医療従事者による用例登録を可能とした多言語対話シート作成システム, 情報処理学会論文誌, Vol.58, No.1, pp.134-142 (2017-01). [PDF]

とれウォーク:地域の魅力発見を促す散策支援システム

とれウォーク:地域の魅力発見を促す散策支援システム とれウォーク:地域の魅力発見を促す散策支援システム
研究の概要
地域の魅力的な箇所をシステムが提示することで,散策を支援しています.
研究背景
厚生労働省の平成27年国民健康栄養調査で1回30分以上の運動を実施し,1年以上継続している運動習慣のある人の割合は,健康21の目標としている割合に達成しておらず,運動不足が問題となっています.また,この運動不足を解消させるために様々な散歩支援アプリが開発されているが,地域のことを紹介するようなアプリはあまり存在していません.
研究目的
地域の情報を宝探し感覚で見つけることにより,利用者に自分の住んでいる地域の良さを発見してもらうことを目的としています.また,散歩するきっかけ作り,継続を促すことも目指しています.
システムの特徴・問題を解決するアイデア
  • 魅力的な箇所の訪問を促す,Androidアプリケーションです.
  • システムに登録された魅力的な箇所は,利用者が50m以内に近づかないと表示されない仕組みとなっています.このような宝探しの要素を用意することで散策を促しています
  • 新たな地域の魅力発見を促すために,利用者が魅力的な箇所を追加・共有できる機能を用意しています.
  • 実際に訪問することを促すために,3択クイズを用意しています.

習慣化を目的とした整理整頓支援システム

研究の概要
整理整頓する範囲を撮影することで,整理整頓を支援しています.
研究背景
成人した人に最低限必要とされる生活習慣は基本的生活習慣と呼ばれ,一般的には「食事」「排泄」「睡眠」「清潔」「着脱衣」の5つに分類されます.「清潔」の中に含まれる「整理整頓」は,快適な家庭や効率的なオフィス環境を生み出すことが知られています.しかし,片付けたいと思っていものの,なかなか実行に移せない人が存在しています.
研究目的
片付けをしたいがなかなか実行できない人を対象に,定期的に片付けを促進して,最終的に片付けを習慣化させることを目的としています.
システムの特徴・問題を解決するアイデア
  • 整理整頓を支援するAndroidアプリケーションです.
  • 整理整頓を手軽にするために,整理整頓の範囲を限定し,毎日少しずつ実施することを促しています
  • 整理整頓する範囲をあらかじめ撮影することで,整理整頓する範囲を明確にすることを支援しています.また,整理整頓後の写真と比較することで,利用者自身が整理整頓の達成度を把握しやすくしています.