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かんしぇあ:感謝日記記述支援システム

かんしぇあ:感謝日記記述支援システム かんしぇあ:感謝日記記述支援システム
研究の概要
日記の記述や想起が苦手な人を対象として,幸福感を増幅させる感謝日記の記述支援を行っています.
研究背景
感謝日記は,日々の生活中で感謝した出来事を日記形式で記述するものです.感謝日記は,欧米においては幸福感を増幅させる効果があることが示されていますが,継続的な記述が前提となっています.このため,日記を書くことや出来事の想起が苦手な人の支援は十分に行われていません.
研究目的
日記の記述や想起を支援することで,継続的な感謝日記の記述支援を目的としています.
システムの特徴・問題を解決するアイデア
  • スマートフォンなどを用いて感謝日記を記述するWebシステムです.
  • 感謝日記のヒントを提供することで,感謝日記を書きなれていない人の支援を行っています.
  • 日記の記入回数を増やすために,他の人の日記を閲覧して新たな発見の支援を行っています.
  • 日記の出来事を振り返ることも重要です.本システムでは,日記内容をアニメーションで提示し,振り返る時間を設けることで,幸福感の増幅支援を行っています.
学術論文
  1. 村田直己, 蔵永瞳, 福島拓: 出来事の反すうを促す感謝日記記述支援システム, 情報処理学会論文誌, Vol.65, No.2, pp.613-621 (2024-02). [PDF]推薦論文
発表文献
  1. 村田直己, 蔵永瞳, 福島拓: 感謝日記の記述直後における反すう支援の効果, 情報処理学会研究報告, グループウェアとネットワークサービス研究会, Vol.2023-GN-119, pp.1-6 (2023-03). [PDF]
  2. 村田直己, 蔵永瞳, 福島拓: 感謝日記における反すう支援手法の提案, 情報処理学会, マルチメディア, 分散, 協調とモバイル(DICOMO2022)シンポジウム, pp.563-569 (2022-07). [PDF]優秀論文賞ヤングリサーチャ賞
  3. 福島拓, 山根優祐, 蔵永瞳: 出来事の想起を促す感謝日記継続支援システムの開発, 情報処理学会, マルチメディア, 分散, 協調とモバイル(DICOMO2019)シンポジウム, pp.649-655 (2019-07). [PDF]